祝タイ開国!7月1日より「タイランド・パスシステム」撤廃。マスク緩和
サワディーカー!LABタイ語学校です。
タイ政府は6月17日、タイ入国のための許可申請システム「タイランド・パスシステム(Thailand Pass system)」の撤廃について発表。7月1日以降に適用されるタイへの入国方法の詳細について、記していきます。
〈目次〉
1.「タイランド・パスポート」撤廃で、コロナ前に戻ったのか!?
【撤廃】【引き続き必要】
2.ワクチン接種証明書の取得方法(日本で接種した場合、タイで接種した場合)
【日本でワクチン接種した場合】●申請に必要なもの
【タイでワクチン接種した場合】
3.ワクチン未接種者は、タイ入国72時間前までに検査、陰性証明書を
【撤廃】,【引き続き必要】
タイ・クラビ在住のchinagaの寄稿
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1.「タイランド・パスポート」撤廃で、コロナ前に戻ったのか!?
日本をはじめ諸外国からタイへ入国する際に必要だった事前申請「タイランド・パスシステム」が、7月1日より撤廃されます。これにより、医療保険への加入も廃止されました。ただし、ワクチン接種証明書、もしくは渡航72時間前までに検査した陰性証明書の提示は、引き続き必要となります。6月1日より実施されているタイ渡航前、そして入国後のRT-PCR検査による陰性証明の提示の免除、タイ入国後の健康観察期間(隔離)措置についての免除も引き続き撤廃のままです。が、日本大使館からのメッセージとして、タイ入国後、渡航者自身が準備したATK検査キットでの検査の実施することが推奨される、とされています。
●ワクチン接種者のタイ入国時の変更ポイント(7月1日から)
【撤廃】
・「タイランド・パスシステム」
日本人を含めた外国人がタイへ入国する際に必要だったオンラインによる事前申請の必要がなくなる。
・医療保険加入と同保険証の提示義務
新型コロナ治療費、1万ドル以上の保険への加入を含む医療保険への加入の必要がなくなる。
【引き続き必要】
・ワクチン接種証明書、もしくは陰性証明書(渡航前72時間以内に検査)
ワクチン接種証明書は、タイ政府が認可しているワクチンを規定回数接種しているものでなければならない、との発表がされています。これは、渡航する14日前までに、タイ保健省が認可しているワクチンを少なくとも1回接種していれば大丈夫とのこと。なので、日本、またはタイ、もしくは他外国で1回でもワクチン接種していれば、あとはその証明書を持参するだけでいいということになります。
2.ワクチン接種証明書の取得方法(日本で接種した場合、タイで接種した場合)
「ワクチン接種証明書」はタイ入国時に必要なので、日本語で書かれた日本で通用するのものでは確認できないため、政府発行で英語表記された正式な証明書が必要になります。日本でワクチン接種した場合、タイで接種した場合、それぞれの証明書取得方法を記しておきます。
【日本でワクチン接種した場合】
住民票のある各市区町村で証明書を発行してもらえますが、デジタルで取得する方法が便利です。厚生労働省とデジタル庁が発行するアプリ「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をインストールして申請してください。
●申請に必要なもの
1.スマートフォン(iOS 13.7以上 ・Android OS 8.0以上)
2.マイナンバーカードと暗証番号4桁(カード受領の際に設定した券面入力補助用の暗証番号)
3.パスポート
とあります。ここに記している通り、ポイントは「マイナンバーカード」が必要なこと。マイナンバーカードを持っていない人は、各自治体で発行してもらうことになるようです。
【タイでワクチン接種した場合】
アタシの場合はタイで3回接種したのですが、接種後の簡易証明書のペーパーに、QRコードがあり、そこからタイ政府発行の「接種証明書アプリ」をインストールしました。接種時に発行された番号を入力すると、個人名が表示されます。さらに「Certificate」をプッシュすると、接種証明が、2回目接種後に一度証明書を利用し、3回目接種後にもう一度証明書を提示しなければならなかったのですが、自動更新されていました。日本のアプリは自動更新されないようなので、タイの「接種証明書アプリ」のほうが優秀だといえるのではないでしょうか。
ちなみに日本へ一時帰国する際にこれだけでは不安だったこと、ひょっとしたらタイ、日本以外の国へ行くこともあるかもしれないと考え、保健所に行き「ワクチンパスポート」も取得しました。
アプリから「接種証明書アプリ」を見せて、必要事項を用紙に書き込めば、1週間ほどで発行されました。デジタルがこれだけ発達しているのに、手書きで書かれているので、なんだか和やかな気分になりました。
3.ワクチン未接種者は、タイ入国72時間前までに検査、陰性証明書を
ワクチン未接種者、およびワクチン接種証明書を持っていない人がタイに入国する際、渡航前72時間以内に実施したRT-PCR検査、または、専門機関による抗原検査の陰性証明書を提示すれば、入国が可能です。7月1日以前は、タイ入国後の健康観察期間(隔離)措置、およびRT-PCR検査が必要でしたが、いずれも免除されます。
●ワクチン未接種者のタイ入国時の変更ポイント(7月1日から)
【撤廃】
・「タイランド・パスシステム」
日本人を含めた外国人がタイへ入国する際に必要だったオンラインによる事前申請の必要がなくなる。
・医療保険加入と同保険証の提示義務
新型コロナ治療費、1万ドル以上の保険への加入を含む医療保険への加入の必要がなくなる。
・タイ入国後の隔離措置と隔離終了時のRT-PCR検査
「SHAホテル(政府指定隔離施設)」などへの宿泊隔離
【引き続き必要】
・渡航前72時間以内に実施したRT-PCR検査、または、専門機関による抗原検査の陰性証明書の提示
以前は、RT-PCR検査のみでしたが、医療機関など専門機関で検査すれば抗原検査でも陰性証明は可能になりました。ただし、自ら行なうATK検査は認められておらず、こちらも英語表記のなされた証明書が必要となります。ただし、日本大使館からのメッセージとして、ワクチン未接種者は、タイ入国後、渡航者自身が準備したATK検査キットで検査を実施することが推奨されています。
4.タイでは、7月1日からマスク着用の緩和も
タイ政府は「タイランド・パスシステム」の撤廃と同時に、混雑した場合を除いて、マスク着用の義務も緩和を発表。新型コロナをこわがっているタイ人は多いので、マスク着用の緩和がどこまで浸透するのかわかりませんが、マスクしなくていいのであれば、暑いタイで過ごしやすくなること間違いなしですね。
タイ・クラビ在住のchinagaの記事でした。